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イタリア旅行日記②イタリアブランド訪問

イタリア旅行日記②イタリアブランド訪問

イタリア旅行の本当の目的は、こちら各ブランド訪問です・・(本当か?)
こちらも、私個人としては夢のような時間を過ごすことが出来ました。こちらも時系列で報告します。

5月27日(月)
DE ROSA社 訪問

・・・の前に、希望で”イタリアで自転車に乗りたい!!”と伝えていました。そうしたら、自転車が届きました。
“DE ROSA PROTOS(CAMPAGNOLO SUPER RECORD+BORA 1 仕様)”が。そして、届けてくれたのが、”クリスチアーノ デ ローザ(DE ROSA社 CEO)”が・・・
とんでもない走行会のスタートです!

ホテル近くの公園を約1時間程度のイージーサイクリングですが、初めてのプロトスに感動しっぱなし。高額レーシングバイクですが、サイクリング的な使用でも角が無く、とても乗りやすいマイルドなバイクの印象です。長時間、競技のストレスを感じる選手にとっても、こういうマイルドな性質のフレームは必要な性質なのかなと思います(私の個人的な感想ですので、各ライダーによって、印象は変わると思いますのでご了承ください)。

 そんな公園サイクリング続けていくと、その先に・・・自転車バンクが・・・・普通の公園に普通に自転車競技場がありました。ロードでも利用可能で、ピスト利用と時間を区切っているようです。本当に自転車天国がそこにありました!!
(日本の自転車競技場ほどきっちり管理されているわけではなく、一応有料で誰でも使用できる場所のようです。カント(曲線部の斜度)は緩やかですので、本格的な競技用トラックでは無いようです・・・が、うらやまし!!)

(改めて)DE ROSA社 訪問

 改めてDE ROSA 訪問です。ミラノの工業地帯の一角の工場で・・・埼玉の流通団地の一角で生産されているイメージでしょうか・・(より身近な場所で製作されているとイメージしていただければ幸いです・・(笑))
 ショールームを入ると、DE ROSAファミリー全員の歓迎を受け、ウーゴ氏にも直接お会いすることが出来ました。ウーゴ氏も年を重ねられて、直接製作に入ることはありませんが、今でも職場に出て、溶接等の指示を出しているようです。生涯現役とはこのようなことなのでしょう・・・今流行りの”働き方”についても、少し考えさせられました。
 DE ROSA社では、ブランドの歴史、生産サインの見学などを行い、より深く”DE ROSA”を理解することが出来ました。アメリカブランドやアジアブランド(当店も得意な分野ですが・・)には無い、ハンドメイドブランド基礎とした、より細かな設計思想を説明していただきました。
 今後とも、”DE ROSA”にぜひご期待ください!

からの・・・・・

 いや、今回は仕事ですから、ミラノ観光なんかしてないですよ・・・・(これも社会勉強かな・・)

5月28日(火)
KASK訪問

 当店でメインで販売しております”KASK”社の訪問です。世界的に流通しているKASKは、イタリアの片田舎に小さな社屋で生産されています。工場見学もさせていただきましたが写真はNGなので、ご了承ください。
 自転車用として有名なKASKですが、乗馬用としても有名(写真は乗馬用ヘルメット)で、100%MADE in ITALIAにこだわって生産されています。
 ヘルメットとデザインを合わせたサングラス”KOO”についても説明を受けました。KASKご利用の皆様は”KOO”もぜひご検討ください。

CAMPAGNOLO訪問

 こちらも、普段内部を公開しないカンパニョーロ社の工場見学を行うことが出来ました。最新の機械でイタリア職人が効率よく生産している現場を確認してきました(こちらも内部写真NGなのでスミマセン)。
 カンパニョーロ社はイタリアの金物商からスタートして、以後自転車の競技用パーツとして頂点を極めるブランドです。今でこそシマノが台頭していますが、数多くのカーボン部品、チタン部品を多用して、究極の競技用パーツとしての存在感は絶大です。
 個人的な例えですが、シマノを”トヨタ”と例えるなら、カンパニョーロはやはり”フェラーリ”なのでしょう。どちらが購入しやすいかと言えば”前者”ですが、どちらが”究極”かと言えば”後者”になるかと思います。
 実際の購入には”お財布との相談”があるかと思いますが、ロードの虜になったのであれば、一度は”カンパニョーロ”を使用してみることをお勧めします(ナカムラ個人もプライベート用はカンパニョーロを使用しています)。

からの・・・

 その日の宿泊先の地名は覚えていませんが、イタリアの街はどこをとっても絵になる街ですね・・

5月29日(水)
SELLE ITALIA社訪問

 こちらもイタリアの片田舎に、おしゃれな社屋で管理、生産が行われています。歴史も古く,1990年代にはレーシングサドルのスタンダードを主導したメーカーです(・・どうしても最近ではスペシャライズドやFIZIKなど競合が多くなり、以前ほどの存在感が伝わりにくいですが・・)。
 それでも、彼らが目指しているのが、あらゆる人に対するベストなサドルの提案です。セライタリアのスタンダードな考え方は”レース使用”が前提です。ですので、ボディーやレールもカーボン製が基本です、予算に合わせて、チタンレールやマンガネーゼレールもあるよ!という所でしょうか?また、街乗りや旅行(サイクリング)用としての、コンフォートサドルも別ラインナップとして用意されています。
 今では安くて高機能なサドルも多く流通していますが、それらの源流を作り出したのが”セライタリア”かと思います。今一度、原点に返ってセライタリアを研究したいと思います。

SIDI社訪問

 セライタリア社からほど近く、こちらもおしゃれな社屋で生産、管理を行っています。生産ラインは近代的ですが、靴のラスト(足形)は社屋で管理されていて、昔ながらの靴の生産をライン生産で行っている印象です(実際に生産は機械が行っていますが、生産工程そのものは靴職人の動きと同じような動きを機械が行っていて、それをスタッフ(場所によっては職人)が管理しています。
 また圧巻なのが、有名選手のラストの山!!このラストを使って、選手専用のシューズを作り続けています。
 スキー靴からスタートしたSIDIは、現在はモトクロス用と自転車用(ロード、MTB)を生産しています。世界に先駆けてダイヤル式の固定方法を採用した、先進的なブランドです。

そして、翌日の飛行機で日本へ帰国しました。

イタリア訪問を終えて
 イタリアの企業訪問で感じたことは、まず”商品に”商品開発に妥協が無い”事です。イタリアにおいては、自転車=レースです。日本における”レースはしないけど、ロングライドはする”という話は聞かないです。それだけ自転車(ロード)レースは生活に溶け込んでいます。その為の部品、パーツ作りですので、どうしてもコストは掛かります。
 昨今の商品開発では、先に販売価格を設定して、それに見合った原価計算の上に、商品が開発されることが見受けられます。このシステムを否定はできませんし、実際に売れている商品はこのようなアプローチで開発されます。(当店でもこの考え方は重要視します)
 ただし、イタリアで感じたのは、まず”究極”の商品を作り、それらの原価や手間を考慮して販売価格が決まる傾向があります。先に販売価格を決めてから開発する物より割高になってしまいます。また、彼らは”MADE IN ITALY”に誇りを持っています。価格を抑えるために、アジア圏に生産を移すことを良しとはしていません。これも価格が高騰する理由の一つです。
 今、イタリア国内も経済的には順調ではなく、人件費も高騰してイタリア生産を維持するのも困難になっています。そんな中でも、彼らの共通認識は”自転車レースが大好き!”に尽きると思います。 イタリアブランドを取り扱っていると、納期が遅れたり、安定しない事が多くあります(いろいろご迷惑をお掛けしています)。彼らの優先順位の1番は”レースで勝つ”事です。その為には、生産計画を変更してチーム供給を優先します(当事者は認めませんが・・)。これらのイタリア気質も全部抱きしめて、イタリアブ ランドをご愛用いただければ幸いです。
 また、出会ったイタリア人は、ほとんど親日家です。なぜかと聞けば、2000年近い歴史がある国家である事、実は舶来品(外国製品)が好きなこと(イタリアで数多くのスペシャライズドが走っていた(涙))・・などありますが、仕事に対する取り組み方(特にイタリア北部)が日本の職人に通じる所があるのかもしれません。日本の職人も大量生産、大量消費の中で、苦しい立場ではありますが、”本物とは何か”をお店を通じてご提案できればと思います。

 今回のツアーで、より”イタリア”が身近に感じることが出来ました。

 企画いただいた皆様、ご一緒いただきました森井様。本当にありがとうございます!(代表 中村力男)
※2019/06/10 文章を若干修正しました。(ナカムラ)

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